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医療技術部門

リハビリテーション科

部門紹介

リハビリテーションとは

リハビリテーションとは、病気やけがで障害を受けてしまった方に対して、症状の改善や残存機能を伸ばし、日常生活が可能となり社会生活に復帰するための様々な関わりのことを指します。

当リハビリテーション科の特色

当科は地域の急性期病院として発症直後あるいは術前より早期のリハビリテーションを開始しています。整形疾患では骨関節疾患と脊椎疾患に対する術前術後のリハビリテーションを行っています。脳神経外科病棟にはSCU(脳卒中ケアユニット:脳卒中集中治療室)が6床設置され、発症直後より専従の理学療法士が治療をしています。地域包括ケア病棟にも専従の理学療法士が担当し在宅復帰に関わっています。その他、内科・外科・循環器・呼吸器疾患と幅広く対象としています。サービスとしては理学療法、作業療法、言語聴覚療法があり、総合的なリハビリテーションの提供をしています。

診療体制としては、急性期リハビリテーションでは実施機関が少ない365日診療を平成29年8月より開始し、更なる早期離床、ADL改善と早期退院を促進しています。また令和3年4月より訪問リハビリテーションを開始し、退院後も自立した在宅生活が送れるよう支援しています。

リハビリテーション科の基本姿勢として患者・利用者さんの尊厳を大切にします。

東埼玉総合病院 リハビリテーション科
院内連携

病棟との連携もリハビリテーションを進めるためには重要であり、病棟での活動度を踏まえたリハビリテーションを行うようにしています。病棟とのカンファレンスは管理栄養士を中心とした栄養嚥下・退院支援看護師や社会福祉士が参加する退院支援・医師も含めた多職種合同カンファレンスを全病棟で毎週実施しています。その他、状態や活動度の変化の度に担当看護師と情報共有を行い、安全な病棟生活を送り、ADL改善の促進に繋げています。

退院支援

退院に向けて、全病棟でのリハビリテーションスタッフ・社会福祉士・退院支援看護師と合同で行う退院支援カンファレンスやご家族や担当ケアマネージャーへのリハビリテーション見学や退院前訪問指導を実施することでタイムリーな自宅復帰や方向性の決定に繋げています。また自宅へ退院される方には自宅生活での注意点や生活に必要な動作指導あるいは福祉用具の選定、自主トレーニング等のアドバイスを行います。退院後もリハビリテーションを必要とされる方には外来や訪問でのリハビリテーションを提供し、退院後の生活が円滑に維持できるようにしています。

認定資格など

3学会合同呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、糖尿病療養指導士、日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士、がんのリハビリテーション研修会受講者、認定理学療法士(運動器)、認定理学療法士(代謝)、住環境コーディネーター2級、福祉用具プランナー、ノルディックウォーク公認指導員など

スタッフ
理学療法士 常勤29名 非常勤2名
作業療法士 常勤10名
言語聴覚士 常勤7名
助手 非常勤3名
東埼玉総合病院 リハビリテーション科職員
施設基準
  • 脳血管リハビリテーション(Ⅰ)
  • 廃用リハビリテーション(Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)
  • がん患者リハビリテーション
  • SCU(脳卒中ケアユニット)(専従理学療法士1名)6床
  • 地域包括ケア病床(専従理学療法士1名)13床

主な対象疾患

脳血管疾患

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、症候性てんかん、硬膜下血腫、頭部外傷、脳腫瘍

運動器疾患

人工関節置換術、脊柱管狭窄症、頚髄症、椎間板ヘルニア、脊椎圧迫骨折、大腿骨近位部骨折、四肢の骨折

内科・外科疾患

心不全、腎不全、誤嚥性肺炎、消化管潰瘍術後等の廃用症候群

呼吸器疾患

慢性閉塞性肺疾患

がん

胃がん、大腸がん、膵臓がん、腎がん、乳がん

診療時間

東埼玉総合病院 外来リハ
東埼玉総合病院 入院リハ

理学療法

理学療法とは

けがや障害に対して運動療法や物理療法を通じて治療を行い、動作の改善や回復を図ります。 また、障害を持つ人に限らず、健康増進・維持を目的に理学療法を通じて指導や助言を行います。 急性期は手術直後や発症早期で病状の不安定な時期です。急性期の理学療法は病状の安定や疾病の治癒を目的に、病態の急変などに対応するリスク管理を行いながら実施します。

当科の理学療法の特色

対象としている疾患は、運動器疾患3割、脳血管疾患2割、廃用症候群4割、呼吸器疾患とがんを併せて1割となっています。運動器疾患は主に下肢骨折、人工関節、脊柱管狭窄症、頚髄症等の治療を行っており、術後翌日から身体機能・動作能力の評価や治療を行い、多職種と連携し、自宅退院・回復期病院等の方向性の検討をしています。人工関節置換術後や大腿骨近位部骨折等は自宅退院後、外来で理学療法を継続します。脳血管疾患は入院早期から開始します。特に当院はSCU(脳卒中集中治療室:6床)があり、リスクの高い症例でも医療管理の下、5年以上の経験のある専従理学療法士が年間200~250症例に対応しています。廃用症候群、呼吸器疾患、がんリハビリテーションに関しても、医師の指示に基づき、全身状態を考慮した上で治療を行っております。地域包括ケア病棟では、施設基準に基づき、少し長めのリハビリテーションが継続可能なため、自宅退院に向けて多職種と充実した治療や退院支援を行っています。当科では、早期離床、早期自宅退院、あるいは回復期病院や老人保健施設への転院まで、できるだけ残存機能を回復させることを目的に、365日、40~60分/日、集中的にリハビリテーションを行っています。また、当科では令和3年4月より、訪問リハビリテーションを開始しています。自宅退院後の患者さんの日常生活、社会復帰にも関わっています。

東埼玉総合病院リハビリテーション科 理学療法

診療の他、骨粗鬆症外来の一環でロコモ測定・指導の実施(毎週月曜・水曜・金曜日)、院内活動として糖尿病生活支援委員会の一員として糖尿病教室の運動指導、県内外の理学療法士養成校の臨床実習指導、骨粗鬆症リエゾンサービス委員会主催の研修会講師、多職種を対象としたトランスファー講習会の開催等、幅広く活動を行っています。

東埼玉総合病院リハビリテーション科 理学療法
東埼玉総合病院リハビリテーション科 理学療法
東埼玉総合病院リハビリテーション科 理学療法
東埼玉総合病院リハビリテーション科 理学療法

作業療法

作業療法とは

病気やけがあるいは生まれながらに障害がある人などを対象に、食べたり、料理を作ったり、会社に通勤して仕事を行うなど、人の日常生活に関わる全ての活動(作業)が行える様に、基本的な運動能力から社会に適応する能力までを維持・改善し「その人らしい」生活の獲得を目標にします。 急性期の作業療法は病気やけがの直後から、将来の生活を見越し、その時の症状に合わせてこころとからだの基本的な機能の改善を援助するとともに新たな機能低下を予防します。例えば自分で食べられる、自分で家の中を移動できる、自分でトイレを使えるようになる等の練習を行います。

東埼玉総合病院リハビリテーション科 作業療法
東埼玉総合病院リハビリテーション科 作業療法
当科の作業療法の特色

対象としている疾患は脳血管疾患4割、廃用症候群3割、運動器疾患2割、がん1割程度となっています。脳血管疾患は入院早期よりADL、身体・高次脳機能の評価や治療を行い、他職種と共同して回復期病院や自宅退院などの方向性を検討しています。運動器疾患は頚髄症や上肢骨折を中心に介入し、術後1~4週間の治療を実施しています。また、上肢骨折等は自宅退院後も外来にてフォローアップを行います。廃用症候群やがん疾患については、全身状態に応じてADLの維持や改善目的に介入し、自宅が難しい場合は他職種と共同して方向性検討を行っています。また退院支援の一環としては、他職種と共同したリハビリテーション見学の実施や退院時指導を通して、介護保険を利用した介護サービスや福祉用具の提案も行っています。

東埼玉総合病院リハビリテーション科 作業療法

言語聴覚療法

言語聴覚療法とは

話す、聞く、読む、書く、食べる等、誰でもごく自然に行っていることが病気や事故、加齢などで不自由になることがあります。また生まれつきの障害で困っている方もいます。こうしたコミュニケーションや嚥下に問題がある方々の社会復帰をお手伝いし自分らしい生活ができるよう支援をします。

当科の言語聴覚療法の特色

疾患別の対象割合は、脳血管疾患が約7割、廃用症候群が約3割、がんと呼吸器が少しです。脳血管疾患では、構音障害や失語症を含めた高次脳機能障害により、コミュニケーションに問題のある方に対して発症早期より介入し、ご本人だけでなくご家族に対してもコミュニケーションの取り方などをアドバイスします。また内科・外科疾患も多く嚥下治療中心のため、ベッドサイドでの嚥下練習や食事開始のための嚥下評価を実施しています。食事は日常生活に欠かせない活動ですが、一方で誤嚥などリスクも高い関わりのため、各病棟で嚥下カンファレンスを実施し病棟看護師や管理栄養士と連携を取りながらサポートしています。栄養サポート委員会(NST)にも参加し、看護師向けの嚥下評価の指導や症例検討を実施しています。

東埼玉総合病院リハビリテーション科 言語療法
東埼玉総合病院リハビリテーション科 言語療法

就職希望の方へ

JMAグループのリハビリテーション科の募集、求人、採用に関する情報をご案内しています。JMAグループでは、共に働くPT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)を募集しています。

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