当院では、社会医療法人格の急性期病院としての責務として、救急医療の充実を心がけてまいりました。特に脳卒中に関しては、平成21年12月に脳卒中ケアユニット(SCU)を開設し、出血性脳血管障害に対する緊急手術や虚血性脳卒中に対するアルテプラーゼ(rt-PA)療法や器械的血栓回収術などに積極的に取り組んでまいりました。
埼玉県では、県内での急性期脳梗治療成績向上を目指し、器械的血栓回収術の普及をはかるため、H30年1月より埼玉急性期脳梗塞治療ネットワーク(SSN)の運用が開始されました。当院はそのネットワークの中心的役割を果たす基幹病院の一つに選定されております。脳梗塞治療は、発症後できるだけ早期にこれら基幹病院へ患者を送ることが、治療成績向上の第一歩となります。当院ではSSN基幹病院として、特に発症直後の脳卒中患者を積極的に受け入れておりますので、疑わしき症例がございましたらためらわず当院までご一報頂きますようお願い申し上げます。
外科系診療部長・脳神経外科科長 岩田幸也
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